ジョコビッチ、史上3人目の通算1100勝! 大台を突破
現地5月22日、「ゴネット・ジュネーブ・オープン」(スイス・ジュネーブ/ATP250)シングルス2回戦が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が快勝で初戦突破。37歳の誕生日を勝利で祝うとともに、キャリア通算1100勝を達成した。



クレーコート・シーズン初戦となったATPマスターズ1000モンテカルロでは4強入りしたものの、ATPマスターズ1000ローマでは頭部に観客の水筒が直撃するハプニングが影響したか、3回戦で敗退したジョコビッチ。

男女通じて史上最多25度目のグランドスラム優勝を狙う全仏オープンを前に、今季12勝5敗と試合数を重ねることができておらず、「今の僕にとって試合ほどいい練習はないと感じているから。3試合、4試合でもいいからもっと試合が必要だと感じている」と急遽今大会への出場を決めた。

その初戦となった2回戦ではヤニック・ハンフマン(ドイツ/同85位)を6-3、6-3で下してベスト8に。第1セット後半から苦しい時間帯が続いたものの、すぐさま立て直して最後は6ゲーム連取で一気に試合を決めた。

この勝利でオープン化以降、ジミー・コナーズ(1274勝)、ロジャー・フェデラー(1251勝)に次ぐ3人目の1100勝プレーヤーとなった。そして、この日はジョコビッチの37歳の誕生日。試合後にはケーキも登場し、観客も祝福した。

「本当に感動したよ。この特別な日に勝つことができて本当にうれしい。鍵は誕生日だ。この大会に初めて出場し、家族も応援に来てくれてうれしい」と語った。

準々決勝では、第6シードのタロン・フリークスポール(オランダ/同27位)とデニス・シャポバロフ(カナダ/同123位)の勝者と対戦する。

<男子ツアー通算マッチ勝利数ランキングTOP10>
ジミー・コナーズ(1274勝)
ロジャー・フェデラー(1251勝)
ノバク・ジョコビッチ(1100勝)
ラファエル・ナダル(1075勝)
イワン・レンドル(1068勝)
ギリェルモ・ビラス(951勝)
イリ・ナスターゼ(908勝)
ジョン・マッケンロー(883勝)
アンドレ・アガシ(870勝)
ステファン・エドバーグ(801勝)

著者:Tennis Classic 編集部