俳優、歌手として、長きにわたり第一線を走り続ける唯一無二のアーティスト、中村雅俊。
芸能生活50周年を迎える今年、その集大成ともいえる待望の記念舞台を上演。昭和歌謡音楽劇とコンサートの二本立ての構成で、中村雅俊の魅力を存分にお楽しみいただく特別なステージ。
第1部で上演する昭和歌謡音楽劇には、中村雅俊の他、コロッケ、久本雅美をはじめ、林翔太、土生瑞穂、小川菜摘、松田悟志、玉野和紀、田中美佐子という錚々たる顔ぶれが集結。「歌って踊って笑って泣けるハートフルコメディ音楽劇」のキャッチフレーズに相応しいエンターテインメント作品を。
第1部の『どこへ時が流れても〜俺たちのジュークボックス〜』は、本公演のために書き下ろされる新作音楽劇。中村雅俊の楽曲と同名タイトルの本作は、登場人物の心情を昭和歌謡で表現しながら、笑いがありつつもホロっと泣けるような、どこか懐かしくあたたかみのある物語。上演台本・演出・振付にあたるのは、ミュージカルを多く手掛けてきた玉野和紀。脚本は、演劇にとどまらず映像にも活躍の場を広げる堤泰之。
昭和を代表する歌謡曲のメロディーに乗せながら軽快なタッチで描く、踊って歌って笑って泣ける音楽劇。
そして、第2部のコンサート『MASATOSHI NAKAMURA LIVE -look back with smile , look ahead with pride.-』では、中村雅俊のヒット曲を中心としたライブ、この記念すべきステージならではの演出をふんだんに盛り込んだ内容に。
都内で製作発表会が行われた。

玉野和紀「このお話をいただいた時の喜び…このメンバー、面白くならないわけがない!」

中村雅俊「1974年に『われら青春!』でデビュー、いい思い出、いい出会いばかりです。50周年の節目、豪華な人たちと。『よかったね』と言われる素晴らしい舞台を!」

コロッケ「(当時、中村雅俊が)すごい好きで『俺たちの旅』で雅俊さんが来ていたフィールドジャケット、下駄もはいてました。髪型も真似してました。ベルボトムのラッパズボンもはいていました。あの時代に青春を過ごしてきた世代、『俺たちの旅』の終わりでは『友達とは一生付き合っていける』と教えていただきました。皆様が気になってること、モノマネをどうするかと…面白いものを、物語の邪魔になると…でも、正直難しい…一緒にやらせていただける」

久本雅美「大ファンでございます。高校の時に『俺たちの旅』の最後の言葉をノートに書き留めていました。そんな人の舞台に、花を添えられるように。50周年公演やらせていただけて光栄、どうか、お楽しみに!」

林翔太「特別な公演で心から感謝しています。頑張ります」

土生瑞穂「中村雅俊さんの50周年公演、私が参加していいのだろうかと…豪華な皆様、玉野さんのタップ、皆様の背中を見ながら」

小川菜摘「15の時に『『ゆうひが丘の総理大臣』でデビューしました。また共演できると知らされて、ドッキリなんじゃないかとビックリしました。50年の節目で参加できる、素晴らしいキャストの皆様、楽しく誰1人欠けることなく!」

松田悟志「50周年記念公演、『出たい』とマネージャーを説得しました。しっかりと!」

田中美佐子「雅俊さんが明治座の社長さんと、まさかの同い年。私もそうなっちゃった…自分だけ若いつもりでいたらいけない。昔、中村雅俊さんのものまねが得意だったんで、今回も思い出して、どこかでできたら。50周年記念公演、楽しく頑張ります」ちなみに91年の『結婚の理想と現実』では夫婦役を演じた間柄。

またデビュー50周年の記念公演実施の感想を聞かれて中村雅俊は「やばいと思いました」と即答。さらに「喜劇はあまりやったことがないので危機感はありました。実際に顔を合わせて話していると、うまくいくと…まだ3日しか稽古してないのですが、台本がどこに行ったんだろうと思うくらいいろいろな方向に行く。いい意味の危機感があります」とコメント。コロッケは「お茶目な中村雅俊さんを見られると思います」とコメント。久本雅美は「アドリブを入れて、膨らますところを虎視眈々と」と、こちらも楽しみ。
中村雅俊は「50年という数字、半世紀、この先短い。限られた時間をどう生きるのか、自問自答しています。50年間やってきた自分を褒めたい」としみじみ、最後にPR。「震災と戦った人たちの人間模様が描かれています。ぜひ、劇場へお越しください」

STORY
宮城県のとある田舎町。海岸近くにある「スターリバー・カフェ」は、50年前に星川誠の両親が開いたカフェ&バーである。
店は小綺麗でアメリカンレトロな内装なのだが、古くて汚いジュークボックスが異彩を放っている。何故なら東日本大震災で店は流され、ジュークボックスだけが形をとどめていたからだ。10年前、誠は店を再建する際、このジュークボックスを店内に置こうと決めた。そして2024年のある日、動かないはずのジュークボックスが音楽を鳴らし始める・・・。

概要
公演名:『中村雅俊芸能生活50周年記念公演』
〈第1部〉
どこへ時が流れても〜俺たちのジュークボックス〜
宮城県のとある田舎町。海岸近くにある「スターリバー・カフェ」は、50年前に星川誠の両親が開いたカフェ&バーである。
店は小綺麗でアメリカンレトロな内装なのだが、古くて汚いジュークボックスが異彩を放っている。何故なら東日本大震災で店は流され、ジュークボックスだけが形をとどめていたからだ。
10年前、誠は店を再建する際、このジュークボックスを店内に置こうと決めた。
そして2024年のある日、動かないはずのジュークボックスが音楽を鳴らし始める…。

構成・演出・振付:玉野和紀
脚本:堤 泰之
出演:中村雅俊 コロッケ 久本雅美
林 翔太 土生瑞穂/小川菜摘/松田悟志/玉野和紀/田中美佐子(特別出演)
小林美江 我 膳導 兵頭有紀 松島 蘭 千葉さなえ 神谷玲花 小山侑紀 西田雄紀 千葉のぶひろ

〈第2部〉 MASATOSHI NAKAMURA LIVE -look back with smile , look ahead with pride.-
「ふれあい」「俺たちの旅」「恋人も濡れる街角」をはじめとしたヒット曲はもちろん、明治座ならではの趣向を凝らした演出で魅せる、デビュー50周年を記念した特別なステージ!
日程・会場:2024年6月2日(日)〜18日(火) 明治座
公演サイト:https://www.meijiza.co.jp/info/2024/2024_06/