3月19日(日本時間20日)、FIBA(国際バスケットボール連盟)の本部があるスイスにて、今年開催予定の「パリ2024オリンピック」バスケットボールの組み合わせ抽選会が行なわれた。

 7月27日〜8月10日(女子は7月28日〜8月11日)にかけて行なわれる今大会は、男女各12か国が出場。男子は開催国のフランスを含め昨年のW杯で8か国が決定し、残り4か国は五輪直前(7月2〜7日)の世界最終予選で決まる。48年ぶりに自力で出場権を獲得した男子日本代表は、開催国フランス、W杯王者のドイツと同じグループに入った。

 抽選によって決定した各グループの組み合わせは以下の通りだ(カッコ内はFIBAランキング/W杯大陸順位)。

■グループA
1オーストラリア(5/オセアニア1位)
2最終予選ギリシャ会場勝者
3カナダ(7/アメリカ1位)
4最終予選スペイン会場勝者

■グループB
1フランス(9/開催国)
2ドイツ(3/ヨーロッパ1位)
3日本(26/アジア1位)
4最終予選ラトビア会場勝者

※最終予選ラトビア会場(勝者1チームが五輪出場)
ジョージア(23)
フィリピン(37)
ラトビア(6)
ブラジル(12)
カメルーン(68)
モンテネグロ(17)

■グループC
1セルビア(4/ヨーロッパ2位)
2南スーダン(33/アフリカ1位)
3最終予選プエルトリコ会場勝者
4アメリカ(1/アメリカ2位)
  フランス北部のリールで行なわれるグループフェーズは4チームによる総当たり戦。各組上位2チーム+各3位の中で成績上位の2チームの計8チームが、パリで行なわれる決勝トーナメントに進む。

 前回の東京五輪に続き、2大会連続8回目の出場となる日本は、昨夏W杯と同じくドイツとの初戦(7月27日)に始まり、2戦目(7月30日)に開催国で東京五輪銀メダルのフランス、3戦目(8月2日)に最終予選ラトビア会場の勝者という組み合わせに。

 男子は3戦全敗に終わった前回大会を含め、五輪で過去一度も8強以上に進んだことはない。今回も欧州の強豪との対戦とあって大きなチャレンジになるが、トム・ホーバスHCは初の決勝トーナメント進出を目標に掲げている。

 そのほか、五輪4連覇中のバスケ大国アメリカはグループCに。レブロン・ジェームズやステフィン・カリーらの参戦で“ドリームチーム”の結成も期待されるなか、前回のW杯で大黒柱ニコラ・ヨキッチ抜きで準優勝を果たしたセルビアと初戦(28日)で激突することとなった。

構成●ダンクシュート編集部

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