“弟子”の大活躍に、“師匠”も喜びを爆発させた。

 現地時間3月27日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でメンフィス・グリズリーズに136−124の勝利を収めたが、この試合で八村塁がチーム最多の32得点、10リバウンドの大暴れ。特に3ポイントシュートは8本放ってキャリアハイの7本を成功と、長距離砲の雨を降らせた。

 今季最長となる5連勝の立役者となった試合後、八村はコート上でヒーローインタビューを受けていたのだが、ここに突撃したのがレブロン・ジェームズ。昨夏のオフシーズン期間にともにトレーニングに励み、師弟関係を築いた39歳の“師匠レブロン”が、26歳の“弟子ハチムラ”の背後から笑顔全開で飛び掛かり、おぶさるようにして活躍を称えたのだ。

 突然2メートル超えの巨体に飛び掛かられた八村も、最初は驚きの表情を見せたが、それがレブロンとわかると笑顔で受け止め握手。この動画がレイカーズ公式Xで投稿されると、日米のファンがこぞって反応している。
 「日本の至宝に抱きつくGOAT(史上最高の選手)。胸が熱くなるな」
「レブロンがはしゃいで抱きついてくる日本人が出てくるなんて」
「ルイの表情が最高」
「彼(レブロン)は自分が206cm・113kgということを忘れている(笑)」
「これがリーダーシップだ。レブロンは愛情を示し、チームメイトに自信を与えている」

 なお、この試合でチームトップの出場時間(35分37秒)と得点(32)をマークした八村は、出場時の得失点差を示す+/−でも両チームトップの+35を記録。これはNBA5年目で自己ベストの数字だった(これまでのベストは昨年12月28日シャーロット・ホーネッツ戦の+34)。

 一方のレブロンも、今季4度目、キャリア通算111回目のトリプルダブル(23得点、14リバウンド、12アシスト)で、八村に次ぐ+33の働き。試合後はNBA公式XやYouTubeもレブロンと八村の2人をまとめたハイライト動画をアップしている。

 今季レギュラーシーズンも残り9試合。ウエスタン・カンファレンス9位からプレーオフ進出を狙うレイカーズで、師弟コンビがますます調子を上げていきそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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