間もなく開幕するテニス四大大会の「全仏オープン」（５月26日〜６月９日／フランス・パリ／クレーコート）。今週は20日から予選が実施されており、日本勢では望月慎太郎（世界ランキング163位）が今大会を通じて最初の予選突破を決めたほか、女子の内島萌夏（同80位）も予選３試合を見事勝ち切って初めて本戦への切符を手にするなど、盛り上がりを見せている。

　そして、日本のファンのボルテージを上げているのは予選だけではなく、SNS上でも話題が絶えない。その一つが日本の現ナンバー２のダニエル太郎（同81位）が24日に公式インスタグラム（@tarodaniel）を通じて公開した画像だ。

「全仏で良い練習できました。そしてコートに戻ってきた圭に会えてうれしいです」とのメッセージとともに投稿された１枚の写真。そこには練習後のダニエルのほか、長らく戦線を離脱していた錦織圭をはじめ、錦織の新コーチであるトーマス・ヨハンソン、岩淵聡、高田充、添田豪などサポートメンバーらがズラリと並んでいた。

　そしてカメラを見つめる全員が笑顔で写っており、ダニエルの「良い練習できました」という言葉通り、それが充実した時間だったことがうかがえる。
 　錦織は約８カ月ぶりの復帰戦となった今年３月の「マイアミ・オープン」１回戦で敗れて以降は再びツアーを離れ、現在までクレーコートの大会には一度も出場せず。
　
　そうしたなか、錦織は全仏の開幕が迫ってきた20日にアレックス・デミノー（オーストラリア／同11位）との練習動画を公開。22日には全仏会場で世界２位のヤニック・シナー（イタリア）とも練習を共にしたことが明らかとなり、24日にはダニエルらと一緒に汗を流したというわけだ。

　現地24日に発表されたドロー（組合せ）では、１回戦でダニエルが第６シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア／同６位）と、錦織は予選勝者もしくはラッキールーザーとの対戦が決まった。果たして本番前に充実の時を過ごした２人が、26日に開幕する本戦でどんなプレーを披露してくれるのか楽しみだ。

構成●スマッシュ編集部

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