明るくてかわいくて、クラスの人気者の音無美月。病気の母を献身的に介護する彼女は、どこから見ても完璧な「良い子」だった。同じクラスで周りから気味悪がられ浮いている海野は、そんな彼女の決して見てはいけない姿を偶然見てしまい…?


人に言えない秘密を共有する少女たちの、切ないシスターフッド・ストーリー「ラストサマー・バケーション」(著・東洋トタン)から厳選して全6回連載でお届け。今回は第4回となる。

前回、美月が血まみれで車から出てくる姿を目撃してしまった海野。その場で血の付いた服を着替える美月を影から覗いていた海野は、彼女に気づかれてしまい…?
※ショッキングな描写を含みます。ご了承の上お読みください。