明るくてかわいくて、クラスの人気者の音無美月。病気の母を献身的に介護する彼女は、どこから見ても完璧な「良い子」だった。同じクラスで周りから気味悪がられ浮いている海野は、そんな彼女の決して見てはいけない姿を偶然見てしまい…?


人に言えない秘密を共有する少女たちの、切ないシスターフッド・ストーリー「ラストサマー・バケーション」(著・東洋トタン)から厳選して全6回連載でお届け。今回は第6回となる。

前回、美月の決して見てはいけない姿を見てしまい、最悪の場合を想定して自首を勧めた海野。母親がもうすぐ病気で死ぬから内緒にしてほしいと話す美月に海野は…?
※ショッキングな描写を含みます。ご了承の上お読みください。