6月12日(月)にNMB48を卒業する本郷柚巴が、2作目となる写真集「どこを見ればいい?」(講談社)を発売。6月4日に都内で行われた発売記念イベント前の囲み取材で、今後の進路について語った。

■8年間在籍していたNMB48を卒業

2015年の「第2回AKB48グループ ドラフト会議」でチームNから1位指名を受けてNMB48に加入。近年はグラビア活動も精力的にこなしており、“NMB48のグラビアセンター”の異名を持つ。10代のほぼ全てをアイドル活動に捧げていた彼女は、6月12日の公演をもってNMB48を卒業。今回発売した写真集は、いわば卒業記念作品といえる。

卒業を前に心境について尋ねられると「実感はないですね。8年間NMB48で活動してきて、全ての青春を捧げてきたので、今まであった日常が12日を迎えると、次の日から自分がNMB48じゃないというのを考えると…実感はないですね。でも、12日まであまり日はないですけど、まだ残せるものはあると思うので、後悔しないように思う存分、NMB48に残せたらいいなと思っています」と、心境を吐露。

8年間の思い出を振り返ると「やっぱり選抜に入れたことが私にとって一番の思い出で。加入してからずっと目標にしてきた選抜を7年目にしてかなえたので、それが自分の中でも思い出に残っています」と語った。

そして、「12日はおそらくすごくソワソワしていると思います。自分の卒業公演で、ほとんど主役というか、一番自分が見られると思うので、それを考えると朝起きた時はソワソワしているんじゃないかなと思っています」と笑った。

■20歳になって大人の誓い

1月12日に20歳になった彼女。「10代の頃はすごく守られていたのかなと思います。20歳になると大人の一歩を踏み出すので、全てが自分の責任って思うようになりました。あと、両親に頼らないようにしようというのを今は心掛けています。お仕事が終わって家に帰ると、お風呂にお湯が溜まっていたりとか、そういうのを見ると、本当に親のありがたさを感じます。そういうのを頼らずに自分でもできるようになりたいなって思います」と、二十歳の誓いを立てた。

飲酒については「父と1回だけ飲みました。やっぱり口に合わなくて、自分はまだお子さまだなって思います」というと、飲んだ酒はチューハイの「ほろよい」であることを告白。「お父さんに選んでもらって。一番お酒の味がしないものを選んでもらいました。ビールは一口だけもらったことがあるのですが、やっぱりちょっと苦手でした」と感想を述べた。

卒業後の進路については「まだ芸能のお仕事は続けたいなと思っていますし、グラビアのお仕事をもっと続けていけたらいいなと思っています。あとは、とにかくお仕事の幅を拡げていけたらと思っています。歌は大好きなので(NMB48を)辞めてからも続けたいなと思います。あとお芝居もしたいですし、バラエティーも出たいなと思っています」と芸能活動は続けていくとのこと。

そして、プライベートでは「運転免許を取得したいです。自分で免許を取って、自分の車で家族をどこか遠いところに連れていけたらいいなと思っています」と、運転免許取得に挑戦することを明かした。

恋愛解禁について話題がおよぶと「今のところ恋愛は全然考えていないです」とキッパリ。「今は自由に時間ができると思うので、家族で旅行とか行きたいです。家族と何かをするという時間が少なかったので、そういうのができたらいいなと思っています」と言うと、今後行きたいところとして韓国を挙げていた。

◆取材・文=栗原祥光