韓国のグローバルボーイズグループ・NCTが、世界各地でミッションに挑戦するリアルバラエティ「NCT LIFE」。現在まで11シーズン制作されているが、その中からNCT 127のメンバーが出演した第9弾の「NCT LIFE in チュンチョン&ホンチョン」と第11弾「NCT LIFE in カピョン」が、女性チャンネル♪LaLa TVにて、放送される。(毎週月曜〜金曜 夜6:00〜7:00 ※最終話は夜6:00〜7:15 「チュンチョン&ホンチョン」は、現在放送中。「カピョン」は3月13日より放送予定)。

■多国籍メンバー、多彩なユニットのNCT

NCTは、活動グループやメンバー数の制限が無い、新たな概念を持ったグローバルグループ。日本・韓国・中国・アメリカ・カナダ・タイなど多国籍なメンバーで構成されている。グループ名は「Neo Culture Technology」の頭文字。現在、楽曲ごとにメンバー構成が変わるNCT U、韓国を基盤に活動しているNCT 127、デビュー当時、平均年齢15歳のメンバーで結成されたNCT DREAM、中国を基盤に活動するWayV、2023年2月に正式デビューしたばかりの「最後のNCT」と謳われるNCT WISHの5つのユニットがある。

今回放送される2つの「NCT LIFE」に登場するNCT 127は、2016年にデビュー。2018年には日本デビューもして、2022年には東京・名古屋・大阪でドーム公演を開催。現在、2度目の3大ドームツアーの真っ最中で、3月9日と10日には東京ドーム公演が行われる。グループ名の「127」は、韓国の経度を表している。また、日本人メンバーのユウタ(中本悠太)は、インスタグラムのフォロワー数が971万5000人超(2024年3月現在)で、日本人男性タレントのフォロワー数1位の座をキープし続けている。

■韓国郊外の観光スポットで「N.C.T.」ミッションに挑戦

「in チュンチョン&ホンチョン」には、テイル、ジャニー、ユウタ、ドヨン、ジェヒョン、ヘチャンが参加。韓国・江原道の観光スポット、春川(チュンチョン)と洪川(ホンチョン)で、休暇を満喫する“Nature”、さまざまなミッションに挑戦する“Challenge”、刺激的な体験をする“Thrill”と、“N.C.T.”をテーマに旅を楽しむ。コンサートでは見られないリラックスした姿や意外な一面が見られて、親近感が湧くと同時に、美しい景色も堪能できる内容となっている。

出発から6人は超ハイテンション。春川に向かう車内でしりとりを始めて、いちいち腹がちぎれるほど大爆笑。これから数々のミッションが待ち受けているのに体力がもつのか心配になるほどだ。春川に着き、名物のタッカルビをお腹いっぱい食べてエネルギーチャージした後は、洪川に移動して、名所の“衣岩湖スカイウォーク”へ。快晴で空気も良く、車から降りた6人はまたまた大ハシャギ。

ここでは、“Nature”をテーマに自然を感じながら3つのミッションに挑戦。クリアできたらステッカーが貰え、その数のおやつをゲットできるというルール。まずは、江原道の方言の意味を当てるゲーム。江原道出身のメンバーは誰も居ない上に、日本人のユウタとアメリカ出身のジャニーは特に不利…。6人は思いつくまま次々に挙手して答えるが、正解には程遠い。個人戦の為、誰かが正解すると、他のメンバーの負けず嫌いが発動して、熱い戦いが繰り広げられた。

■方言クイズに大苦戦

2つ目のミッションは、江原道の方言に変えた歌詞を聞いて、歌手名と曲名を当てるゲーム。知ってるはずの歌なのに、方言に変換されるとさっぱりわからない。バリバリの方言でスタッフが読む歌詞に、ジャニーはなぜかハマって大笑い。ユウタは歌詞の内容を説明し始めて、メンバーに「曲名を当ててくれよ」とツッコまれる。テイルは歌詞から思いついた題名を適当に答える始末(笑)。答えがわからず悶え苦しむジェヒョンに、ユウタは「オレとジャニーはともかく、オマエは当てないと!」と苦笑する場面もあり、メンバーたちは必死だが、観ているこちらはただただ楽しい。

3つ目は、ジャンケンがおそろしく弱いスタッフに勝ったらクリアという単純なミッション。別の番組で5連敗したというスタッフを相手に、「勝てる!」と意気込んで挑戦するメンバーたちの結果は…番組で確認してほしい。今回、この3つのミッションを通して、ジェヒョンの不憫が発動。学生時代に全国2位になった事もあるほど頭の良い彼だが、ゲームには弱い事が発覚。力無く微笑む姿は、物哀しいが笑いを誘う。

ミッションの合間には、膝枕して寝転がったり、湖に石を投げて水切り対決をしたり、ガラス張りの床で怖がるドヨンを皆でからかったり、高音を競うクレオパトラゲームで大笑いしたり…と、終始リラックスして楽しむメンバーたち。その姿は、“アイドル”を脱いだ普通の男子で、プライベートを覗き見した気分になって、嬉しい。その後も、夕食を賭けてのリュージュレースや、運が左右する部屋決め、サバイバルゲームや人狼ゲームなど、「遊びに来たみたい!」と、撮影を忘れて本気で楽しむ6人の姿が堪能できる。

■移動手段は「BMW」!?

「in カピョン」には、テイル、ジャニー、テヨン、ユウタ、ドヨン、ジェヒョン、ジョンウ、マーク、ヘチャンが参加。ジョンウは「NCT LIFE」に初参加だ。行き先は韓国のリゾート地・加平(カピョン)。目的地までの移動手段は、スクラッチくじでテスラには、テイル、テヨン、ユウタ、ジェヒョン、ヘチャン、BMWには、ジャニー、ドヨン、ジョンウ、マークが決まった。

憧れのラグジュアリーカ―・テスラにテンションアップの5人だったが、運転担当のテイルがナビの指示とは逆の道を進んでしまい、いきなりソウル市内をぐるぐる回るハメに…。焦って口数が多くなるテイルに対し、4人は「大丈夫」と余裕を見せるが、言葉とは裏腹に表情は不安でいっぱい。それでも何とか軌道修正して、加平に向かった。

一方、BMW組の4人は、テスラがあった駐車場ではなく、離れた所から出発。しばらく歩いたがBMWはどこにも無い。すると、スタッフから1枚のカードが渡され、そこには「Bus、Metro(地下鉄)、Walk」と書かれていた…。BMWに乗れる!と大喜びしていたドヨンは「想像もしてなかった…」とガッカリ(笑)。だが、4人は「バスは高校以来」「テスラより早く着けるかも」と前向きに気持ちを切り替えて、この状況を楽しむ事にしたのだった。笑い上戸のジャニーとマークが同じチームで、バスの中は爆笑の連続となった。

■「NCT LIFE」シリーズ初の“vs”コンセプト

今回のコンセプトは、「NCT LIFE」シリーズ初の“vs(対決)”。まずは、“NCT vs スタッフ”で、「フードロード」。道沿いに並んだ7つのミッションをクリアするごとに料理が貰えるルールで、全てクリアできれば7つの料理が食べ放題となる。エビチリ、海鮮チヂミ、カルビチムなどを賭けて、フタがしてある18個のお碗の中からご飯が入っている物を当てたり、写真の人物を瞬時に答えたりするゲームに挑戦。どのゲームも9人全員がクリアできなければアウト。何が何でも食べたい彼らは、1人目から失敗すると条件を追加して泣きの再戦を頼み込んだり、弱いメンバーの順番を入れ替えて勝てる確率を上げたり、と超真剣。チームワークを発揮してスタッフの挑戦に立ち向かった。が、6問目で答えられた人だけが食べられる事になり、絆は崩壊…。非情な争いが始まった。

■水中で真剣勝負する9人を堪能

2つ目はメンバー同士の水中対決。「水泳が得意な人は?」と聞かれ、「間違いなくボクが一番」と言うユウタに対し、「ボク、本当にとんでもないですよ!」と豪語するヘチャン。そんな2人を眺めながら「(バトルが)始まったなー」と楽しそうなマーク。速く泳いだ1位と2位に、メンバーを選んでチームを作る権利が与えられ、勝てばお小遣いも出ると聞き、俄然やる気をみなぎらせる9人。「ゴーグルが無いと、速く泳げない」と言ったジャニーに、「うがい(韓国語でガグル)?」と、真顔で尋ねるテヨン。テヨンの天然にジェヒョンはクスクス笑っていた。

手加減一切ナシで泳いだ結果、ユウタとジャニーがリーダーに決定。ユウタチームは、ヘチャン、ジョンウ、テヨン、ドヨン、ジャニーチームは、ジェヒョン、マーク、テイルになり、水中綱引きや水中モグラたたき、水中バレーボールで真剣勝負。

■恒例・部屋決めバトルの最下位は野宿!?

勝ったチームには20万ウォン(約2万円)、負けたチームには5万ウォン(約5000円)のお小遣いが渡され、それを使って食材を買い、料理対決する事に。楽しく食事をしながら、行ってみたい国などの話題で盛り上がった。なごんだ時間もつかの間、「NCT LIFE」恒例の部屋決めバトルに。今回の最下位はプールサイドでテントを張って就寝、というシリーズ最悪の仕打ちが待ち受けていると知り、メンバーは更に熱くなった。なりふり構わず奮闘するジェスチャーゲームは必見だ。

ラストにはウェイクボード対決でカッコよさを爆発させた1泊2日のバトルバカンス。見た事のないメンバーの姿が満載で、ファンはもちろん大満足、そうでない人もイプドク(ファン入門)として最適な番組だ。

■ドヨンの兄・コンミョン出演のヒーリングバラエティ「車輪のついた家3」も放送

また、ドヨンの兄で俳優のコンミョン出演の「車輪のついた家3」も3月21日(木)より放送決定(毎週月曜〜金曜 夜6:00〜7:45。初回のみ夜6:00〜8:00)。この番組は、大先輩の俳優、ソン・ドンイルとキム・ヒウォンと共に、トレーラーハウスで韓国の自然豊かな場所に行き、ゲストと共にのんびりしたり、その土地のアクティビティを楽しんだりするヒーリングバラエティ。“シーズン1”ではヨ・ジング、“2”ではイム・シワンが“末っ子”として参加し、この“3”では、コンミョンが“末っ子”として参加。最初は遠慮がちだった彼が、回を追うごとに2人の大先輩になじんで、本当の弟のようなケミストリーを見せていく。ゲストも、チョン・ヘインやRAIN、チ・チャンウクなど豪華。ソン・ドンイルが毎回ふるまう豪華な手料理も必見だ。

◆文=鳥居美保