俳優の鈴木亮平が、4月23日に都内で開催されたNetflix映画「シティーハンター」(4月25日[木]よりNetflixにて世界独占配信)のブルーカーペット・ワールドプレミアイベントに、森田望智、安藤政信、木村文乃、佐藤祐市監督、特別ゲストの小室哲哉と共に登場した。

■Netflix映画「シティーハンター」あらすじ

北条司による同名コミックを実写化した同作品は、裏社会の難題を請け負うナンバーワンスイーパー・冴羽リョウが令和の東京・新宿を縦横無尽に駆け回る、アドレナリン全開の痛快エンターテインメント。リョウと香が相棒になるまでのエピソードを描く。

コスプレイヤーの捜索依頼を請け負ったリョウ(鈴木)は、相棒の槇村秀幸(安藤)と息の合ったコンビネーションで捜査していく。そんな中、槇村が突然の事件に巻き込まれて死亡。現場に居合わせた槇村の妹・香(森田)が兄の死の真相を調べてほしいとリョウに懇願する――。

■ガンアクションに自信「相当レベルの高いものができた」

トークセッションでは、原作とアニメの大ファンだという鈴木が、「まずはこの『シティーハンター』というすばらしい物語を、『シティーハンター』を知らない方たちとファンの方たちの両方が満足できる、みんなに『シティーハンター』って面白いって思ってもらえるように作品を届けなければという思いだけで今日までやってきました」と述懐。

また、アクションシーンについて「『シティーハンター』っていう映画は、半分はずっとふざけているんですよ(笑)。めちゃくちゃふざけているんですけど、一方その残りの半分はめちゃくちゃシリアスなんです。特にアクションシーンは!」と熱く語る。

「すごくハードなアクションをやっていて、特にガンアクションになるといろいろ大変なことが出てきたのですが、『そこだけは、今まで日本で作られたガンアクションが入っているどの作品にも負けたくない』という思いで、『相当レベルの高いものができたんじゃないかな』という実感があります」と胸を張った。

■鈴木亮平“監督”が木村文乃に太鼓判を押す

そんな中、槇村のかつての同僚でリョウとは不思議な関係性の警視庁刑事・野上冴子を演じる木村が「(出演が決まった時に)『本当ですか? 私ですか?』という思いは拭えなかったのですが、決まった以上、何としてでも少しでも(原作の冴子に)寄せたかったので、衣装合わせからメークテストまで何回もやらせていただきました」と回顧。

「現場でも少しでも不安なことがあると、(同作品への愛が強く、詳し過ぎて)あれはもはや“鈴木亮平監督”(笑)…がいらっしゃって! 撮影の合間に抜けて来てくださって、『大丈夫です! もう冴子です』って太鼓判を押してくださったので、カメラの前に立てたかなって」と明かす。

鈴木は、木村の「もはや鈴木亮平監督」という発言に苦笑しながらも、「特に、冴子と槇村の関係っていうのは今回は深いところまでは描いていないので、その辺を踏まえて(安藤と木村の)お2人に演じていただけたのが、僕はファンとしてもうれしかったです」と打ち明けていた。

◆取材・文=原田健


※冴羽リョウのリョウは正しくはけものへんに寮