モデルの益若つばさが水曜MCを務めるニュース番組「ABEMA Prime」(毎週月〜金曜夜9:00-11:00 ABEMA NEWSチャンネル)の5月1日の放送回では、書店がない自治体が全国の約30%にのぼることを紹介し、本や読書文化の未来について考えた。

番組MCの益若は、「小学生の時から本屋で立ち読みをして、いろんな本を買って育った。そして、私はデビューが雑誌の読者モデル。今の私があるのは本があったからだと思う」と語った上で、「自分が載っている雑誌が40万部も売れる時代も、下降気味になっているところも見てきた。そこで感じたことは、立派な付録がつくようになって、雑誌のあり方が変わったこと。内容より付録がメインになったり、立ち読みができなくなったりした。私自身もそうなってから、購入する機会が減った気がする」と指摘し、その解決策として、「立ち読みができない雑誌や漫画を、店内のタブレットなどでサンプルが読めるようになるといいと思った」と提案した。

また、益若は「書店は古着屋に似ていると思う。いろんな年代のモノが大量に並んでいて、自分の好みがよくわかっていないとパニックになってしまったり、選ぶのに失敗して『あまり好きじゃないのかも』と自信を失くしてしまったりする。だけど、自分の好みを理解してくると、お店の良さや使い方がわかる」と共通点を挙げ、「新しい出会いを作ってくれる本のポップがたくさんあるといいと思った」と話した。

加えて、「本をよく読む人と、そうではない人の熱量の差が大きいから、その中間地点の人が双方をつなげていくことがキーポイントになる」などと発言すると、進行の平石直之テレビ朝日アナウンサーが「本屋さん、やってみたら?」とのあと押しに、益若は「書店に恩返ししたいですね」と応じていた。