木村拓哉が主演を務めるドラマ「Believe−君にかける橋−」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第3話が5月9日に放送。木村演じる狩山に厳しく接していた上川隆也演じる林区長がまさかの行動を起こす。林が頭を壁に打ちつけるシーンやかすれ声での演技が圧巻で、視聴者をくぎづけにしている。(以下、ネタバレを含みます)

■希望と再生のヒューマンエンターテインメント「Believe−君にかける橋−」

本作は、脚本家の井上由美子や監督の常廣丈太ら、木村主演ドラマ「BG〜身辺警護人〜」(2018年、2020年)チームが再集結して制作するテレビ朝日開局65周年記念作品。橋づくりに情熱を燃やす設計者が、わけあって刑務所に収容されてしまい、希望と再生の道を模索していくサスペンスかつヒューマンエンターテインメント。

木村が主人公の大手ゼネコン「帝和建設」土木設計部部長・狩山陸を演じ、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也、上川、斎藤工、小日向文世、天海祐希らが出演。MAN WITH A MISSIONの「I'll be there」が主題歌となっている。

■木村拓哉“狩山”の脱走に上川隆也“林”区長がまさかの協力

狩山(木村)は同室の受刑者・ヒロト(濱田龍臣)から強烈なパンチを浴び、病院に緊急搬送。搬送に付き添った国立刑務所・処遇部門第3区の区長・林(上川)は、狩山の脱走計画に気づいていた。林はその目的を聞くが、はぐらかす狩山。しかし「見逃してやる」といい、林は自分が着てきたコートを狩山に渡す。

そして「以前勤めていた刑務所に冤罪を訴える受刑者がいた」と話し始める林。その受刑者の冤罪の訴えは認められず、刑期を終えて出所した受刑者が、林を逆恨み。林の家に火をつけたと、狩山に自分の火傷の傷跡を見せた。その火事で林の妻と隣家の主婦も他界したという。

「私を信じるか、疑うか。それは君が決めろ」と言われた狩山は、林のコートを着て逃走。狩山がどしゃぶりの雨の中、病院から抜け出しているとき、林が壁に自分の頭を打ちつけ、狩山に襲われたことを偽装。その後、ケガの治療を受けた林が、誰かに電話をし「成功しました」と伝えるシーンが気になりすぎる。

■上川隆也“林”の意外な行動＆かすれ声の演技に感服

狩山に厳しく当たっていた林区長が、急に狩山の脱走の手助けをすることに驚き。「狩山(#木村拓哉さん)は肋骨骨折で脱獄なんて絶対無理と思ったら区長(#上川隆也さん)が脱獄させてくれた！」「区長、本当に味方なの？成功しましたって何が？頭まで自分で打って？どゆことー！」「林区長(上川さん)が襲われたと偽装するシーンカッコよくて繰り返しみてしまう」などの声が上がる。

さらに「上川隆也さん演じる林区長の声がかすれてるのはたぶん火事の後遺症…演技って奥深いな」「林区長の枯れたお声は火傷によるものを表現されていたとは。上川さんの匠の技に感服です」「林区長の火事の謎。わざわざ隣家の事を話したのも訳があるのかな。誰かの関係者？」などと、林の声がかすれている理由や火事の関係者が狩山の事件につながっているのでは…と考察する視聴者の声などがあがり反響を呼んでいる。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部