放送29年目を迎えた情報バラエティー「王様のブランチ」(毎週土曜朝9:30-昼2:00、TBS系)に4月より丸山礼と八村倫太郎(WATWING)が新レギュラーとして加入。これまでは「トレンド部」コーナーに出演していた丸山と、アーティスト活動のみならず、「君の花になる」(2022年、TBS系)に出演するなど俳優としても活躍する八村が、“ブランチファミリー”に加わり、番組を盛り上げている。このたび、WEBザテレビジョンでは生放送を終えたばかりの丸山と八村にインタビューを実施。新レギュラーとして初めて出演した生放送を振り返ってみての感想や、自身の強み、そして理想の休日の過ごし方などについて聞いた。

■『王様のブランチ』レギュラーメンバーは「ファミリー感が強い」

――ブランチファミリーに加入して約1か月が経ちましたが、心境はいかがですか?

丸山礼(以下、丸山):私は3年ほど「トレンド部」のロケでいろんなところに行かせていただいて、藤森(慎吾)さんから底抜けの明るさや、ノリの良さ、リアクションなどを身近で学ばせていただいていたので、今度はそれをスタジオで生かせるということがうれしいです。

土曜日の朝からお昼にかけて放送している「王様のブランチ」に出演できるということで、芸能界のピラミッドを一段登った気持ちです。

――加入が決定した際のコメントにもありましたよね?

八村倫太郎(以下、八村):それ、僕も(コメントを)読んで“マジさすがだな”って思いましたもん(笑)!

丸山:(笑)。ついに上層部に到達したのかなと感じております。本当に光栄ですし、スタジオ出演をいつも楽しみにしています!

――八村さんはいかがですか?

八村:僕が初めて「王様のブランチ」のロケに呼んでいただいたのは、「トレンド部」だったのですが、その時も礼さんと藤森さんにお世話になりまして。先ほど礼さんが、藤森さんからいろんなことを学んだというお話をされていましたが、僕は礼さんから学んでいますから!

丸山:え!? そうなの?

八村:そうですよ! 藤森さんと礼さんが作り出す雰囲気が楽しすぎて…僕が一発目からはっちゃけられたのは、その場にいてくださったスタッフの皆さんや、お二人あってのことだなと思います。

(新レギュラーとして)初めてスタジオ出演した時はすっごく緊張して、“生放送だ…”と震えていたのですが、後半に差し掛かる頃にはすでに居心地が良くて。それは、皆さんが作り出す雰囲気がハッピーで温かいからだと思いますし、今日の生放送もすごく楽しかったです!

丸山:自然体でいられるんですよ。つい緊張して“何を言おう…”となってしまうと思うのですが、緊張しない方がいいというのが「王様のブランチ」のスタジオなんです。

(八村は)本物の息子のようにニッチェさんにかわいがられていて。今日も生放送の最後に自分のお母さんに対して「母の日ありがとう!」って言っていたのですが、なぜか江上(敬子)さんが「どういたしまして!」って(笑)。

八村:おっしゃってましたね(笑)。

丸山:ファミリー感が強いんです。(八村が)新レギュラーとして仲間入りしたことがうれしいですし、私も入れてうれしいです。


■自身の強みは「頭の回転の早さ」と「ダンス」

――新レギュラーとして出演した初めての生放送を振り返ってみて、反省点はありますか?

丸山:何回か出演させていただいていたのですが、(スタジオレギュラー初出演の時は)結構緊張していたので、とにかくリアクションを取ることを意識していたのですが…「物件リサーチ」のコーナーでVTRを見ている時に「わー、でもこの部屋広いんだろうなあ…」って言った後に「そうだよね!」って、自分に自分で返答していて(笑)。

4時間半の生放送に出演していると、自分で自分に返答するんだという気付きがありましたし、近くにいた横澤(夏子)さんも「何言っているの!?自分で自分に言ってる!?」と笑っていましたね。ピン芸人なので自己解決しがちなんですよ(笑)。

八村:僕は土曜日のこの時間帯に、これだけ長く人前に出続けている経験がなくて。もちろん、ライブとかはありますが、テレビとなると自分の中でも一本また違う筋が通る感覚があって、初回は変な汗をかきながら収録に挑みました。あと、皆さんのおかげで “臆せずコメントしていいんだ!”と気が付いたんです。

(佐藤)栞里さんはどんな発言も拾ってくださいますし、皆さん反応してくださるので、つい話したくなるんです。口数を増やして、もっとうるさくなろうと思います!

丸山:すでに十分なくらいですよね(笑)。

八村:いや、人のこと言えないですよ!?

丸山:分かる(笑)。

――ブランチファミリーには個性豊かな面々が揃っていますが、ご自身が「これならブランチファミリーで一番だ、または絶対負けない」ことを教えてください。

丸山:頭の回転の早さですね。私、瞬発力には自信があるので! あとは物まねをやり切る覚悟ですかね(笑)。

八村:僕は、声のデカさ。

丸山:(笑)。

八村:変なこと言ったかな…? あとは身体のデカさ、デカさで!

丸山:やばいって、おバカだと思われるよ!? ほら英語とか、ダンスとか。

八村:マズい、マズい! そうか、そういうことですよね。すっかり忘れていました! ダンスでいきましょう。

丸山:こういうところが“愛され力だな”と思いますね(笑)。

――今後、「王様のブランチ」のロケで訪れたい場所はありますか?

丸山:私は絶対に北海道ロケに行きたいです。地元なので、皆さんをアテンドします。船を借りて豪華客船で旅したいですね! 冬の時期に流氷や、動物園なんかにも行きたいです。

八村:僕は海外に行きたいです。たまにロケに行かれていると思うのですが、あのメンバー人選はどうやられているのかなって…(スタッフの方をジッと見つめる八村)。

丸山:あれは争奪戦らしいよ?

八村:ですよね…。行きたいという気持ちをここでアピールしておこうと思います。海外、ぜひ行きたいです!


■番組で得た情報を生かし「アクティブな休日を目指します」

――改めて、お互いの印象をお伺いできればと思います。

八村:テレビやYouTubeでずっと拝見していて、純粋にファンだったんです。最初にロケでご一緒できると聞いた時は、すごくうれしくて、楽しみだったのですが、実際にお会いしてみると印象通りの方で。番組を通して仲良くなれてうれしいです!

丸山:超ノリノリで、ずっとふざけているイメージがあります。(隣で熱唱しながら撮影をしている八村を横目に)はい、ご覧の通り(笑)。

いつも彼がストーリーに(丸山を)載せてくれたりすると、ファンの方がすぐに反応して、ストーリーに上げ直してくださったりして、すごいタグ付けしてくれるんですよ。よく(八村と)「ファンの方がいっぱいいて、愛されているんだね」という話をしています。

――「王様のブランチ」はお休みの日にゆったりと見ている方も多いと思いますが、お二人の理想の休日の過ごし方を教えてください。

八村:やっぱり、朝は早めに起きたいですね。朝9時、とか?遅いですかね? お休みの日に朝9時に起きれたら、結構寝ているし、でもまだわりと早い時間帯って感じしますよね。

その後は、しっかりと朝ごはんを食べて、家のことをまずはやってから、ドライブに出かけてショッピングをしたいです。友達と会うのが好きなので、運転が好きな友達や、お酒が飲むのが好きな友達と会って、エネルギーチャージできれば、充実した休日になりそうです。

丸山:最近シーツを洗うのが面倒なので、ホテルに泊まって、きれいなシーツの上で目を覚ましたいです(笑)。朝食ビュッフェを堪能して、それから「王様のブランチ」のロケで行ったサーフィンを練習できる施設にもう一度行きたいです! 友達とバーベキューして、そのままもう一泊できたら最高ですね。

つい休日となると一日中寝てしまうのですが、せっかくなら「王様のブランチ」から得た情報を生かしたいので、アクティブな休日を目指します!

■「自然と笑みがこぼれる番組作りに貢献していきたい」

――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

八村:すでに視聴者の方々が自然と笑顔になれる、温かい番組ですが、自分が入ることによって、新しい風を吹かせたいですし、そのために呼んでいただいたと思うので、自分が求められていること、自分がしたいことを十二分に発揮していきたいです。

そして、自分が感じていた以上に“「王様のブランチ」って温かいな、(視聴者と)距離が近い番組だな”と思っていただきたいですし、自然と笑みがこぼれる番組作りに貢献していきたいです!

丸山:放送時間は土曜日に皆さんがリラックスしている時間帯なので、なるべく奇声を発しないように、気を付けたいと思います(笑)。あとは生放送で顔の寄りも多いので、なるべく顔に炎症を作らず、ネットにも炎上を作らず、頑張っていきたいです。

チームワークが垣間見える番組だと思いますし、他のバラエティー番組のスタッフさんにも「『王様のブランチ』が合っているね」と言っていただけたりするので、“ブランチの礼ちゃん”と世間の皆さまに認識していただけるくらいになれたらうれしいなと思います。

撮影=島本絵梨佳/取材・文=たくあんとほたて