ベルギーリーグ得点ランク1位を独走

昨夏のベルギー1部リーグではFW上田綺世がセルクル・ブルージュのエースとして22ゴールを記録し、その活躍からフェイエノールトへのステップアップを果たした。

今夏それに続くであろう選手がセルクル・ブルージュのFWケビン・デンキーだ。

上田の後継者として完成の時を迎えた23歳のデンキーは、すでに昨季の上田を上回る25ゴールを記録。セルクル・ブルージュはレギュラーシーズンで5位に入って優勝プレイオフへ駒を進めているが、これもデンキーのおかげだ。

ここまでチームは32試合で48ゴールを奪っているが、デンキーがそのうちの約半分となる25ゴールを奪っていることになる。ベルギー『Walfoot』は今夏の争奪戦を予想していて、上田がフェイエノールトへ移籍した際に生じた800万ユーロの移籍金を超えるお金が動くと見ている。

「ケビン・デンキーはセルクル・デ・ブルージュで夢のようなシーズンを過ごしている。他リーグの多くのクラブが彼をチェックしようと列をなしている。デンキーは3年前にフランスのニームから加入しているが、より大きな存在としてリーグ・アンに戻る可能性がある。フランスのいくつかのクラブが彼をチェックしており、セルクルにとっては上田の800万ユーロを超える高価な売却となるはずだ」

23歳の若さも魅力的だ。現時点ではベルギー1部の得点ランクを独走しているため、得点王の肩書きとともに今夏5大リーグへ向かうことになるだろう。