終始日本ペース

現在パリ五輪への切符をかけてU23アジアカップを戦っているU-23日本代表。上位3カ国には自動的に出場権が与えられるが、4位になった場合は大陸間プレーオフでアフリカ予選4位のギニアと対戦しなければならない。

まずはグループステージ突破を目指す日本代表は初戦、U-23中国代表と対戦。長い間数的不利の中での戦いを強いられたが、最終的に1-0の勝利を飾った。U-23韓国代表が勝利したため、この試合に勝利すればグループステージ突破が決まる第2戦の相手はU-23UAE代表だ。日本は初戦から7名を変更して臨んだ。

序盤は前からプレスをかけてくるUAEを相手に思うようにパスがつなげない日本。またロングボール主体の攻撃にも日本は少し苦戦を強いられる。少しずつボールが持てるようになった日本は山田と関根の右サイドからゴールに迫る。20分には荒木がシュートを放つが、これはクロスバーに弾かれてしまう。

24分には山田のスルーパスに抜け出した荒木、25分には山本から佐藤がシュート。立て続けにビッグチャンスを掴むと、27分、CKの流れから山本のピンポイントクロスを木村がヘディング。ポストに当たってネットを揺らし、日本が先制ゴールをマーク。攻勢を強める日本は38分に山田がFKから直接狙うが、GKのビッグセーブに阻まれる。

すると、42分にUAEに一瞬の隙をつかれ、決定機を作られるが、守護神の小久保がしっかりセーブ。前半ATには川崎がドリブルからPA内に侵入すると、倒されてPKを獲得。しかしこれはVARの結果、取り消しとなってしまった。序盤こそ少し慌てた日本だったが、1点リードで前半を終えた。

日本は交代なしで迎えた後半開始早々に左サイドから佐藤がカットインし、シュートを放つが、惜しくも枠外に。攻勢を強める日本は左サイドの大畑のグラウンダーのクロスに荒木がコースを変えて流し込み、日本が欲しかった追加点を決めた。しかしVARの結果、このプレイのまえの大畑がオフサイド判定に。日本はここで山田に代えて平河を投入する。すると、65分再び左サイドから大畑がオーバーラップからクロス。これを川崎がニアで合わせて今度こそ追加点をマークした。

2点のリードを奪った日本は藤尾と荒木に代えて細谷、松木を投入。後半はUAE陣地でのプレイが多い日本。77分には裏に抜け出した大畑のクロスが相手にあたり、あわやオウンゴールというチャンスに。85分には細谷との連携から松木がシュートするも、これはGKの正面に。さらに86分には佐藤から絶妙はクロスが入るが、細谷がこれを合わせられず。

日本が2点リードのまま試合は終盤に。日本は川崎に代えて内野航太郎を投入する。最後まで3点目を狙いにいった日本はチャンスを再三作るが、得点は奪えず。守備面ではしっかりとクリーンシートを達成し、2-0でUAEを相手に勝利。2連勝でグループステージ突破を決めた。

22日に日本代表は首位通過をかけて、U-23韓国代表と対戦する。

U-23日本代表 2-0 U-23UAE代表

U-23日本代表得点者
木村誠二(27分)、川﨑颯太(66分)

U-23UAE代表