ラ・リーガに残留か、それともMLSか

バルセロナに所属するセルジ・ロベルトの去就がまだ決まっていない。クラブとの契約満了の6月30日が近づく中、新たにラ・リーガのクラブが複数興味を示していることがわかった。報じた『TEAM TALK』によれば、そのクラブとはジローナとバレンシアとセビージャだ。

これまでセルジ・ロベルトに対する移籍の噂はアメリカのMLSが中心だった。リオネル・メッシやルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバと元バルサの同僚が移籍し、彼も同じ道を歩むとみられていた。ただバルサとの契約延長が完全になくなったわけではない。本人も残留を第一希望としており、7月のプレシーズントレーニングが始まる前には自分の将来を決めたいと考えているそうだ。

そして、もし残留が叶わなければ、新たに浮上した3つのクラブのうちどれかに移籍することが第二希望となりそうだという。全盛期を過ぎ運動量や安定感が少しばかりなくなってきたことから控えに回ったものの、シーズン終盤はスタメンに復帰しチームに貢献した。まだまだ一線で活躍できる技術はある。

だがハンジ・フリック新監督が入ってきたことで状況は全くわからなくなった。これまでバルサ一筋を貫いてきた彼にとって、このクラブを離れることは苦しい決断かもしれないが、一流のサッカー選手としての矜持を保つなら来季CLに出場するジローナに移籍できれば御の字といったところだろうか。

果たして来シーズンは、どこのクラブで彼の名前が見られるか、その動向に注目したい。