これから田植えが始まる季節を前に、田んぼで泥だらけになりながらさまざまな競技に挑戦する催しが29日、那須烏山市で開かれました。

パリオリンピックが開かれる今年、もう一つの負けられない大人の戦いが繰り広げられました。その名も「横枕どろリンピック」。地域の若手で作る横枕青年団が企画し、コロナの影響による中断期間を経て、6年ぶりに復活しました。

中でも一番人気は、田んぼに長い板を敷いてその上を走る「自転車一本橋渡り」です。29日は横枕青年団の団員11人のほか、同じ那須烏山市内で活動する「Sakai Dream Heroes」、それに日光市の大沢青年団などからもメンバーが参加して開催されましたが、中にはこんな参加者も…。真岡市出身のお笑い芸人で現在は市議会議員を務める上原チョーさん。チョーさんは見事、橋を渡り切り、成功!

続いて、川俣純子市長なども泥だらけになりながら果敢に競技に挑み、新緑豊かな地域に一日中、笑い声が響いていました。訪れた男性は「義兄が那須烏山にいるので競技にも参加した。自然が好きなので最高だった」と感想を述べ、地元出身の女性は「現在は宇都宮在住だが、夫は海外旅行に行くよりこちらのが楽しいと言っていた。久しぶりにお腹の底から笑いました」と話していました。

横枕青年団の掛札研輔団長は「子どもからお年寄りまで楽しめる催し。遠くは宮城から来てくれた人もいて本当に嬉しかった。復活してほしいという声も多く、これからも続けていければ」とコメントしています。