地域の防災を担う消防団に関心を持ってもらおうと日光市の高校で30日、体験型の授業が行われました。

日光市の日光明峰高校で行われた消防団の体験型授業には、全校生徒およそ150人が参加しました。高校生に防災の意識を高めてもらうことに加え、団員の減少が続く消防団の活動について興味を持ってもらおうと、県と日光消防署が共同で開きました。

消防団の魅力を伝える動画を見た生徒たちは、団員に、消防団に入ったきっかけなどを質問しました。その後、生徒は、消防団が使う道具に触れたり、煙が充満したテントの中を歩いたりして、地域を守る消防団の仕事を体験しました。

消防団を巡っては、全国的に団員の減少が問題となっていて、県内では2022年から2023年までの1年間で、300人以上減少しています。県と地域の消防団は、今後も高校生と大学生を対象に活動を身近に感じてもらうための授業を行っていくとしています。