佐野市の女子高校生が地域の防災を支える消防団に入団し、1日に辞令が手渡されました。現役の高校生が消防団に入団するのは栃木県内で初めてだということです。

佐野市消防団に入団したのは、佐野日本大学中等教育学校6年の石川莉子さん(18)です。市長の定例会見で辞令の交付式が行われ、佐野市消防団の谷和文団長からは辞令を、金子裕市長からは帽子を受け取りました。

石川さんは医師とともにドクターヘリに乗るフライトナースを目指していることから防災や救命の現場に触れることができる消防団への入団を決めたということです。現役の高校生が消防団に入団するのは、県内でも初めてだということです。

会見ではこのほか佐野市を国際防災拠点として整備する方針が示されました。災害に比較的強く首都圏へのアクセスも良い立地を生かし、国内外の被災地を支援するため物資の備蓄や供給、人材を派遣する拠点を目指します。