歴史的な円安ドル高で迎えた春の大型連休は、3日から人出のピークを迎えます。

県内の観光地では、外国人観光客に加え、手軽な行き先を選んだ国内の観光客でにぎわいを見せています。

日光市にある世界遺産・二社一寺の周辺では朝から車の列ができ県外ナンバーの車も多く見られました。

日光二荒山神社の「神橋」を写真に収める人たちの中には外国人観光客の姿が多く見られます。

日光市によりますと2023年の1年間に市内に宿泊した外国人の数は12万人を超え、統計を開始して以来最多を更新しています。

神橋の近くにある宿泊施設「日光星の宿」では大型連休期間中の4月27日から5月5日まで、21ある客室は予約でいっぱいです。

この外国人観光客の増加に拍車をかけているのが、歴史的な円安です。

日光を訪れている外国人観光客からは「円安のおかげでザ・リッツ・カールトン日光に泊まった」「円安はあまり気にしていない」「日本にとっては良くないかもしれないが私たちにとっては良いことだ」などの声が聞かれました。

日本でのお得な旅を満喫する外国人観光客。

その一方で、国内の観光客は安い、近い、短期間の3拍子がそろったいわゆる「安・近・短」の旅行にシフトする人が増えています。

大きな経済効果が見込まれる大型連休も3日から後半に突入、栃木を訪れる人たちはどんな思い出をつくるのでしょうか。