岐阜市民病院は9年以上にわたって骨密度検査でミスがあり、153人が誤って「骨粗しょう症」と診断されていたと発表しました。  岐阜市民病院によりますと、2014年6月から2023年10月までの9年以上にわたり、骨密度検査を受けた患者671人に対して、本来よりも平均6%ほど低い値を伝えていたということです。  病院では、20歳未満を検査する際は日本人ではなくアメリカ人の数値を使っていますが、20歳以上の患者の時に設定を戻し忘れていて、153人が誤って骨粗しょう症と診断されていました。  153人に健康被害はないということで、病院は謝罪文と正しい判定結果を郵送し、今後は確認作業を徹底するなどして再発防止を図りたいとしています。