藤井聡太八冠は5月2日、名古屋市中区で叡王戦第3局に臨み、挑戦者の伊藤匠七段に敗れました。藤井八冠が、タイトル戦で初めて先にカド番に追い込まれました。  中区の名古屋東急ホテルで行われた叡王戦五番勝負の第3局では、先手の藤井八冠が、得意の角換わりでペースを握っていましたが、伊藤七段も追い込まれる中で勝負手を放ち猛攻をしかけました。  結果はギリギリの攻防を制した伊藤七段が146手で勝利し、初のタイトル獲得に王手をかけました。  藤井八冠はタイトル戦で初のシリーズ連敗となり、先に3勝した方がタイトルを獲得する五番勝負で、カド番に追い込まれました。 藤井聡太八冠: 「カド番にはなってしまいましたけど、やることは変わらないので、第4局もしっかり準備して頑張りたいと思います」  第4局は、5月31日に千葉県で行われます。