7月3日、20年ぶりとなる新紙幣が発行されましたが、便乗した特殊詐欺などの被害が懸念されていて、注意が必要です。 　名古屋市中区の三菱UFJ銀行名古屋営業部では7月3日、警察官や銀行の職員が、渋沢栄一が「お金の話はおっかねー」と言っているような記念品入りのチラシを配りました。 　これは、新紙幣の発行に便乗した特殊詐欺などの被害が懸念されているためで、チラシには詐欺が疑われるうたい文句や、注意などが書かれています。

　うたい文句としては「旧紙幣は使えなくなるので回収、交換します」「財務省です。旧紙幣を振り込んだら新紙幣に交換します」「旧紙幣をタンス預金していませんか？マイナンバー制度で税務調査が入るかも。銀行で一時的に預かります」といったものが考えられるということです。 　紙幣が変わっても、旧紙幣が使えなくなることはありません。交換や回収を持ちかけられたら詐欺と疑ってください。 　前回の新紙幣発行の時は、ニセ札が出回る事態も起きています。