「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」など、名作アニメの背景画を手がけてきた山本二三さんの足跡を紹介する作品展が、名古屋の松坂屋美術館で始まりました。   「天空の城ラピュタ」の空に浮かぶ城。山本二三さんはスタジオジブリのアニメ映画の美術監督として背景画を手がけ、会場には初期から最新作までの手書きの背景画と、制作用具など226点が展示されています。 「もののけ姫」に登場するシシ神の森は迫力あるタッチで描かれていて、山本さんが描く立体的で躍動感のある白い雲はファンの間で「二三雲」と呼ばれています。  山本さんは2023年8月に70歳で亡くなっていて、来場者は細部までこだわって描かれた作品を熱心に見ていました。 「新・山本二三展」は4月7日まで松坂屋美術館で開かれます。