建設費が高騰した「道の駅」は必要か。愛知県日進市で初めてとなる住民投票が実施される見通しになりました。  8日午後、市民団体が日進市の選挙管理委員会におよそ1万3000人分の署名を提出しました。市が2025年のオープンを目指す道の駅「マチテラス日進」の建設の是非を問う住民投票を求める署名で、条例で必要とされる「有権者の6分の1」を800筆近く上回りました。 市民の会の清水晃共同代表: 「工事費の問題、あるいは道の駅の施設の目的・内容が貧弱である。ここまでの数の市民の方が署名をしていただいたというのはとても力強い」  市民団体は、資材費の高騰などで事業費の総額が計画の1.5倍の30億円ほどに膨れ上がっているのに加え、市が見込む年間78万人の集客は見込めないのではと疑問視しています。  今後は市の選管が提出された署名を審査し、有効と認められれば早ければ8月に日進市で初めてとなる住民投票が実施される見通しです。  市民団体は住民投票まで工事を中断することも求めていて、市側は5月9日に会見を開いて対応などを説明します。