2024年5月のNHK杯でパリオリンピックへの切符をつかんだ、三重県出身の体操日本代表で、18歳の岡村真(まな)選手が、オリンピックへの意気込みや意外な将来の夢を教えてくれました。  津市出身、体操の岡村真選手(18)は5月18日のNHK杯に出場し、得意の平均台でD難度の横側中を決めるなど華麗な演技を披露。見事3位入賞を果たし、パリオリンピック出場への切符を手にしました。 岡村真選手: 「ずっと目標にしていた大会なので、内定が決まって率直に嬉しいです」

 岡村選手は2024年3月、三重県四日市市の私立暁高校を卒業し、地元の四日市大学に進学しました。NHK杯が終わってまもない22日、大舞台に向けて四日市市内の所属クラブで練習していました。

 コーチは岡村選手の魅力の1つが、平均台で回転した時に体の軸がブレない安定感だと言います。しかし、本人はまだまだ納得していません。 岡村真選手: 「課題もたくさん見つかって、着地の部分だったり技の見せ方をもう少し磨いていきたい。止めれるようにしたいです」

 ストイックに競技と向き合う飽くなき向上心が、彼女の成長を支えているようです。  岡村選手には、実は体操で見せる真剣な表情とは別に、意外な一面があります。 岡村真選手: 「今年作ったんですけど、クッキー缶を正月っぽく。他にもいろいろロールケーキとか。趣味がお菓子を作ることなので」  手作りクッキーから可愛らしいロールケーキまで。練習の息抜きにもなっている趣味のお菓子作りです。

 岡村選手に将来の夢を聞きました。 岡村真選手: 「パティシエみたいな、お菓子を作る仕事とかしたいです」  でも、いま目指すのはオリンピックのメダルです。 岡村真選手: 「(三重は)出身地でたくさん応援して下さった方々がいっぱいいるので、支えてくださった皆さまに感謝と応援お願いしますという気持ちを伝えたいです。美しい体操で世界を魅了できるように、他の団体メンバーと力を会わせて団体でメダルを目標に頑張りたいです」