警察官になりすまして女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁捜査1課は2日、不同意性交の疑いで、東京都三鷹市、理容師・難波正秀容疑者(61)を再逮捕したと発表した。

 難波容疑者は事件前、新宿区の歌舞伎町の路上で女性に売春を持ちかけ、近くのホテルへ入室後、刃物や逮捕状に似た紙を見せて「このまま逮捕だから。言うことを聞くなら見逃してやる」などと脅したという。

 逮捕容疑では、昨年7月20日午前2時半〜4時ごろ、歌舞伎町のホテルの一室で、わいせつな行為をしたとされる。容疑を否認している。

 捜査1課によると、難波容疑者の関係先からは、警察手帳や逮捕状に似た道具を押収。容疑者は歌舞伎町周辺の女性の間で「大久保の刃物男」として知られており、警視庁には数件の被害相談があるという。