大食い女王・アンジェラ佐藤も太鼓判！　台南グルメの旬の味をポップアップストアで堪能

5/24(金) 11:25

台南市政府農業局は、5月17日から台南市の選りすぐりの農水産品を販売する「台湾台南物産マルシェ」を東京・千葉で開催中。18日には、メイン会場である東京ソラマチ（墨田区）の特設ブースにて、台南の農水産物をアピールするPRイベントが開催された。

「旬の味を楽しんで」台南市長がアピール

台湾南西部に位置する台南市。一年を通して温暖な気候を活かし、マンゴーやパイナップルなどのフルーツを筆頭に、さまざまな農作物が作られている。今回のマルシェでは、それらの食材を原料とするドライフルーツ（マンゴー、パイナップル、トマトなど）、アロエゼリーやアロエを使った麺、玄米茶、マンゴージュース、サツマイモチップス、フレンチヌガーなどを販売。現地でも人気のある商品の中から、日本で初めて販売されるものをセレクトしたそうだ。

来日した黄偉哲（コウ・イテツ）台南市長がイベントに登壇し、「台南の素晴らしい農産物を皆さんにご紹介したいと思い、今回のマルシェを開催しました。食べたらきっと、台南市のことを好きになってもらえるはずです」と、開催の意図を紹介。さらに「これからの時期、台南ではさまざまなフルーツが旬を迎えます。まずはポップアップストアで、そして今度はぜひ台南に来て、旬の味を楽しんでください」と、台南への観光もアピールした。

イベントが開催されたのは土曜日の午後。国内外からの観光客や地元の買い物客など、東京ソラマチには多くの人が訪れていた。マルシェの前で足を止める人も多く、スタッフに試食をすすめられた人たちが興味深そうに話を聞く様子が見られた。

大食い女王が登場！　台南グルメをペロリ

イベントには、ゲストに北海道出身のフードファイター・アンジェラ佐藤さんも登場。数々の大食い大会での受賞歴を誇り、“北の大食い女王”の異名を持つアンジェラさんは、2022年に台南市政府からの招待で台南を訪れて以来、台南好きを公言。黄市長に「たくさん食べてもらえるよう、ヘルシーなものをご用意しました」と試食をすすめられると、目を輝かせて商品を手に取っていた。

まずは、台南の名産品を使ったドライフルーツを試食。人工的な保存料や添加物を使わず、低温乾燥で高い栄養価とおいしさを両立させているのが特徴だ。

アンジェラ佐藤（以下、ア）：「好吃（ハオチー）！　おいしいです！　甘さがギュッと凝縮されていて、噛めば噛むほど甘みが増しますね。これ、お砂糖は使っているんですか？」

黄偉哲（以下、黄）：「召し上がっていただいたものは砂糖不使用。フルーツそのままの味です」

ア：「そうなんですね！　ドライパイナップルは爽やかな甘み、ドライトマトは甘さとほのかな酸味もあって、これはお酒に合いますね」

続いて、アンジェラさんは天然アロエベラを使ったアロエゼリーを試食。ドリンクのようにスルスルと飲める、これからの季節にぴったりの商品だ。

ア：「アロエ果肉の食感が良くて、甘さもちょうどいいです。これなら私、3リットル飲めます！」

黄：「今日はそんなに用意していません、どうしましょう（笑）。私が北海道でアンジェラさんにお会いする機会があれば、台南のおいしいものをたくさん持って行きますね」

台南と日本のさらなる交流につなげたい

和やかなトークセッションの後、マルシェを訪れた人たちに自ら試食品を配り、台南グルメをアピールした黄市長。イベントの感想を尋ねると「とても賑やかな雰囲気で、試食をした方々からも良い反応をいただいています」と、手ごたえを感じているようだ。

「試食品をお渡しした中には親子連れの方も多く、お子さんが喜んで食べるものなら、親御さんも安心して食べさせられるのではないでしょうか。日本の消費者の衛生への意識は高いので、今回のマルシェでは、それに合わせて良いものを提供したいと思っています。これまでの日本でのPR活動は、バイヤーなどを対象にしたビジネス向けのものでした。今回のマルシェは一般消費者の方に向けた施策なので、反応をダイレクトに知ることができることを嬉しく思います」（黄偉哲台南市長、以下同）