SNS上で「さよならマクドナルド」が話題となっている。

 これは大手ハンバーガーチェーン「マクドナルド」が旧ジャニーズ事務所を退所した平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の「Number_i」を新規起用したことに端を発する。

 17日に同社公式X(旧ツイッター)で3人がマックナゲットを食べる動画をアップ。黒背景に白文字で「Nugget_i」と書かれた画像を投稿した。
 
 18日には正式に起用が発表され、3人は23日から放送される「たっぷりいこうぜ!登場」編に出演する。3人そろってのテレビCMは初。

 マクドナルドと言えば、古くは嵐、最近では木村拓哉がCMキャラクターを長らく務めてきた。

 それがよりによって旧ジャニーズを辞めた元キンプリメンバーに取って代わられたことで、ファンは穏やかではない。

 SNS上では冒頭の「さよならマクドナルド」運動が活発化。ハッシュタグをつけて、怒りや不買を呼びかけている。同ワードは一時トレンド入りした。

 ただし、これは結果的に逆効果になる可能性が高い。代理店関係者は「不買まで呼びかけては、営業妨害。将来的に再び旧ジャニーズのタレントを起用しようにも、こうした〝暴走ファン〟が多ければ、企業は及び腰になってしまう可能性があります。一旦、冷静になりましょう」と話す。

 昨年発覚した故ジャニー喜多川氏の〝性加害問題〟は依然として尾を引いており、ジャニーズ事務所を解体してもなお、一部企業はタレント起用に消極的だ。

 ファンの怒りは、乗り換えたマクドナルドだけではなく、STARTO ENTERTAINMENTの福田淳社長や、一連の性加害問題で〝ジャニーズ排除〟の動きを決定づけた経済同友会の新浪剛史代表幹事にも向けられている。