アイドルグループ「美　少年」の金指一世（２０）、岩﨑大昇（２１）、那須雄登（２２）と女優の柳美稀（２６）、山﨑玲奈（１７）、森迫永依（２６）らが１９日、大阪松竹座で行われた舞台「トンカツロック」（１９日〜２６日）の取材会に出席した。

「２０ｔｈ　Ｃｅｎｔｕｒｙ」（トニセン）が２００２年に初めて主演を務めた青春群像劇。東京のはずれにある商店街を舞台に、悩みを抱える３人の男たちやトンカツ屋「助六」を巡る人情物語だ。

　岩崎は「助六」の常連客の中学校教師・篠崎優を演じる。脚本を読んだ印象について「僕ら世代が見たら新鮮に感じると思う（作品）。良い意味で刺激が強くなっているんじゃないか」と評した。

　元暴走族のリーダーで「助六」の店主・花川助三郎役の那須は「ずっとしゃべってて、１番おせっかいな役。声のデカさは頑張ってるんで、そこは見てください」と役どころを説明した。

「助六」のキャベツ切りと出前を担当する元プロボクサーの井口平を務める金指は「シャドーだったりロードワークをひたすらやってる（役）。なるべくキレよくバチバチにやりたい。元々キックボクシングを４年間くらい続けてたんで」と胸を張った。演出家の横内謙介氏は「よくこんな人がいたと（思っている）。探したってなかなかいない」と奇跡のキャスティングに満足げだった。

　他に森迫が助三郎の恋女房・君子を演じ、山﨑は不登校の生徒・森村麻衣を演じる。さらにキャバクラに勤める井口の恋人・千絵役を柳が務める。

　森迫は「私が演じる君子は、人間としての厚みがすごくある女性だと思うので、良い意味でプレッシャー」、柳は「千絵は１番着替えてる。なので衣装の７変化をお楽しみ下さい」と自身の見どころをアピールした。