ソフトバンク・周東佑京内野手(28)が、13日の西武戦(ベルーナ)で自身初の1試合5安打を記録した。

 初回に中前打、3回に右前打、5回に二塁内野安打、6回は四球、8回に左前打、9回は左前打で6打席すべてで出塁。初回と3回は二盗を決めた。打率3割8分5厘は堂々のリーグトップで、7盗塁は12球団ダントツ。相手を恐怖のドン底に陥れる鷹の韋駄天は「タイミングよく入れている。それが一番ですね」と淡々と好調要因を語った。この日は11試合連続得点もマークし、チームは3連勝。9勝4敗と好スタートを切り、パ・リーグの貯金を独占するホークスを文字通りけん引している。

 勢い止まらないリードオフマンに、小久保監督も「3本ヒット打った後に、4本目ないから送りバントしようかと言ったら『あります』と言って5本打ったんで『失礼しました!』ということで」と微笑ましいエピソードを交えつつ、ほくほく顔だった。