パ・リーグ最下位に沈む西武は17日のロッテ戦(ZOZOマリン)に0―2と零封負けしドロ沼の7連敗。リーグ最速の10敗に到達した。

 先発・松本航投手(27)は初回二死一、二塁のピンチから5番・山口に中前打を打たれロッテに先制を許す。

 ここまでの6連敗でチームの総得点が9のライオンズ打線にとってはこのわずか1点の先制点がこの日も重くのしかかった。

 先週9日(県営大宮)に7回5安打無失点に抑えられ今季初勝利を献上したばかりの西野を打線はこの日も打ちあぐね、3回一死一、三塁のチャンスで一走・長谷川が盗塁死、岸が中飛に倒れる。

 8回にも再び二死一、三塁のチャンスを作り116球の西野をマウンドから引きずり降ろしたものの、2番手・澤村のスプリットに再び岸が三ゴロと凡退し反撃はついえた。

 7回1/3まで104球と粘投し5安打2失点の松本の好投は報われず初黒星(1勝)となった。

 西武はこの9日間でロッテとソフトバンク相手に7戦全敗。貯金3の首位タイから10日間で借金4の最下位と屈辱の黒星街道をばく進している。