元２階級制覇王者・亀田和毅（３２＝ＴＭＫ）が自身のユーチューブチャンネルで〝新スタイル〟への手応えを口にした。

　和毅は３月３１日のボクシング興行「３１５０ファイト」で、ＩＢＦ世界フェザー級２位レラト・ドラミニ（南アフリカ）と〝負けたら引退〟をかけて再戦する予定だったが、直前になって相手が変更。ケビン・ビジャヌエバ（メキシコ）に５ラウンド（Ｒ）終了ＴＫＯで勝利した。

　和毅は動画の中で「前回の試合に負けてから、ほんまに過去一、トレーニングを追い込んでやったんで。進化したところを見てもらいたいという気持ちが強かった」「スパーリングでやってた動きも多少は出たし、こうしたほうがいいなというのも見えたから。次につながったし、結果的に良かったかな」と振り返った。

　今回の試合では攻撃的な〝新スタイル〟に挑戦し「一番最初に掲げたのは、前に行って打つ。絶対に下がらんということやったから。それはできたかなと思うから、進歩やね」「このスタイルでいけるなという確信も持てた」と手応えをつかんだ様子。一方で、イメージしていた打ち合いを制して倒し切る展開は次戦以降に持ち越しとなった。

　和毅は「（今回は）アッパー入れたり、軽く打って（相手に）打たそうとしてたけど、ボディーも上も効いてたから向こうは最後、耐えるしかない感じやったから。次、世界戦になるのか分からんけども、相手は強くなってくるから。たぶん俺、そっちのほうが絶対いけると思う。逆に打ってきてくれるから」と次戦に自信を見せる。

　さらに「打ってきてくれるぶん、ガードが空くからチャンス。全然、そっちのほうがいけるなと」「向こうがチャンピオンとかになってきたら絶対、打ってくるやん。そこで合わせられる。だから次はお客さん、もっと楽しい試合になる。ほんまに打ち合いになると思う」と今回以上の好試合を予告した。