イタリア裁判所は17日に同国1部ユベントスに対し、かつて所属していたサウジアラビア1部アルナスルのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(39)に970万ユーロ(約15億9000万円)の支払いを命じた。

 スペインメディア「BESOCCER」によると、C・ロナウドは2018年夏から21年まで3シーズンにわたって所属したユベントスに対し、未払いとなっていた年俸1950万ユーロ(約32億円)の支払いを求めて提訴。イタリアの仲裁裁判所は判決文で「ユベントスに対し、利息と手続き費用を加えた977万4166・66ユーロの支払いを命じた」という。同メディアは「C・ロナウドが実際に受け取った給与と、税金やその他の合計を差し引いた後に受け取るべき給与の差額に相当する」と報じた。

 もともとは新型コロナウイルスの感染拡大によりクラブ収入が減ったユベントスが、給与の支払いの延期をC・ロナウド側に提案し、合意していたものの、これまで支払われていなかった。スペイン紙「ムンド・デポルティボ」は「勝訴した」とし「これはCR7(C・ロナウドの愛称)が当時受け取るべき金額だった」と伝えていた。