全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」が18日、後楽園ホールで開幕し、Aブロック公式戦では芦野祥太郎(34)が大森北斗(28)を下し、連覇へ好発進した。

 セコンド陣とともに馬のマスクをかぶって登場した北斗に陽動作戦を仕掛けられ、場外戦や急所攻撃に苦戦を強いられた。それでも意地のアンクルロックで捕獲し、ギブアップを奪った。

 試合後は「まずは大森北斗から1勝。まあ、当たり前だな。おい北斗、お前、プロレスに自信がないからあんな馬かぶってよ、わけのわかんねえの連れてくるんだろ。まっすぐプロレスをしろよ!」と呼びかけた。

 昨年の祭典を初制覇したが、T―Hawkとの優勝決定戦で左尺骨を骨折。7か月の欠場を強いられ、当時の3冠ヘビー級王者・永田裕志への挑戦はかなわなかった。

 万全な状態で臨む今年の祭典では、ジャイアント馬場、スタン・ハンセン、鈴木みのるしか果たしていない、史上4人目の連覇を狙う。

「俺はどんなでけえヤツにも逃げずに戦うぞ。全員、俺よりでけえよ。全員ぶん投げて、全員決める」と決意を込めた。