U―23日本代表GK小久保玲央ブライアン(23=ベンフィカ)が、ポルトガルメディアからも称賛された。

 小久保は、3日に行われたパリ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジアカップ(カタール)決勝ウズベキスタン戦で、1―0の後半アディショナルタイムに、PKをストップして優勝に大きく貢献。その活躍に、国内のサッカーファンは絶賛。A代表招集を期待する声もあるほどだ。

 ポルトガル紙「レコルド」も「優勝に大きく貢献した選手の一人が小久保だった。後半アディショナルタイムが終了しようとしたとき、ウズベキスタンにはPKが残っていた。そして、誰もが延長戦に突入するのではと思ったとき、小久保がPKを止めて日本は勝利をつかみ取った」と伝えた。

 今大会は正守護神として全6試合のうち5試合に先発。決勝だけでなく、中国との1次リーグ初戦では数的不利になった後も好セーブでチームを救った。ただ、自身がプレーするBチームでは、今季16試合に出場したが、1月下旬から出場機会はない。

 今大会をきっかけに、今季は残り少ないとはいえ所属チーム内での地位向上をつかみたいところ。その先には、GK鈴木彩艶(シントトロイデン)との定位置争いが予想されるパリ五輪の正守護神、A代表のレギュラーへとつながりそうだ。