パリ五輪アジア最終予選を兼ねるU−23アジアカップ(カタール)で4大会ぶり2度目の優勝を果たした日本に対し、中国メディアも最敬礼だ。

 3日(日本時間4日)に行われたウズベキスタンとの決勝では、途中出場のMF山田楓喜(東京V)が後半アディショナルタイムの46分に強烈なミドルシュートで先制点を奪う。その後にPKを献上する大ピンチを迎えたが、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)がスーパーセーブを見せ、1―0で勝利を収めた。

 中国メディア「新浪体育」は「欧州クラブが放出を拒否したため、優勝したU−23日本代表は最強チームとは程遠い存在だったが、日本代表は各年代に強い戦力と才能を持っており、その基盤は依然としてアジア最強だ」と充実ぶりを指摘。

 その上で「年明けの(フル代表の)アジアカップでは不振に終わったが、アジアにおける日本チームのトップの地位は今後もしばらく揺るがないだろう」と絶賛した。

 今大会の優勝を受け、日本はパラグアイ、マリ、イスラエルと激突する1次リーグD組に入った。メダル獲得に向けては「久保建英を筆頭とするアタッカーを招集できるように、欧州のクラブを説得する必要がある」とエール。アジア王者として、ライバルも日本の活躍に期待を寄せているようだ。