大相撲夏場所8日目(19日、東京・両国国技館)、十両伯桜鵬(20=伊勢ヶ浜)が日本相撲協会に「新型コロナ感染症で約5日間の安静療養を要する」との診断書を提出して休場した。

 所属していた宮城野部屋が閉鎖となり、伊勢ヶ浜部屋に転籍して初の場所でここまで3勝4敗だった。2日目の取組で右上腕二頭筋を断裂し、テーピングを巻きながら出場を続けていた。7日目の18日は、同じく幕内経験者の十両若隆景(29=荒汐)に敗れていた。

 伯桜鵬は新入幕の昨年名古屋場所で11勝を挙げ、技能賞と敢闘賞を受賞。しかし、同年8月に左肩を手術し、幕下まで番付を落とした。春場所から十両に復帰したが、再び試練に直面した。