F1アストンマーティンがエミリアロマーニャ・グランプリ(GP=19日決勝)で大不振に陥り、2026年からコンビを組むホンダに対しても懸念が高まっている。

 アストンマーティンは予選でランス・ストロールが13位、そしてレジェンドのフェルナンド・アロンソがまさかの19位に沈んだ。

 前回のマイアミGPでもチームとしてわずか2ポイントしか獲得できておらず、パフォーマンスの低下に不安が高まっている。

 ドイツメディア「モータースポーツトータル」は「アストンマーティンは開発競争で大失敗の危機に瀕しているのだろうか」と題して、その厳しい現状を特集。「シーズン中に23回のアップグレードを行っており、アストンマーティンほど多くの改良をクルマにもたらしたチームはないが、その影響は限られているようだ。シルバーストーンチームにとって事態は逆行しているように見える」と危機的状況を強調した。

 アストンマーティンが大不振となると、26年からコンビを組むホンダにとっても他人事ではない。ファンからはSNS上で「角田抜きでの話として、アストンマーティンホンダが心配な件」「こーなると逆にアストンマーティンホンダ大丈夫そ????」などと〝アストンマーティン・ホンダ〟の実力に懸念が出ている。

 今季はアストンマーティン勢と激しいポイント争いを展開するRBの角田裕毅にとっては追い風となりそうだが、ホンダと組んで移籍先の候補となっていることを考えると複雑な状況と言えそうだ。