米女子ゴルフの今季メジャー第3戦「全米女子プロ選手権」2日目(21日=日本時間22日、ワシントン州サマミシュのサハリーCC=パー72)で、畑岡奈紗(25=アビームコンサルティング)が予選落ちしてパリ五輪出場は絶望的となった。

 畑岡は東京五輪に続いて2大会連続出場を目指していたが、2日目は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーで通算7オーバーとなり予選落ち。パリ五輪の代表を争う古江彩佳(富士通)や山下美夢有(加賀電子)が決勝に進み、代表選考の指標となる24日付の世界ランキングで2人を上回る可能性がなくなり、パリ五輪出場へ消滅した。

 畑岡は前線のショップライトLPGAクラシックで、茂みに入ったボールを探す時間が規定の3分を超えたとメディア関係者から通報があり、最終的に失格となった。この失格がポイントの上で大きな誤算となった上に、その後畑岡が意見書を投稿するなど物議を醸していた。

 そうした背景もあり、メダル候補だった畑岡のまさかの落選にSNS上では「ボール探し時間オーバーを指摘されたことが影響したか?サッサと忘れて次ガンバレ!」「畑岡奈紗は失格の影響か完全に調子崩してるね」「畑岡奈紗さんは先週かな?ボール探す時間が長くて失格になったのが痛かったですね」などと失格騒動が影響しているとの声が出ている。

 大舞台への出場がついえて、畑岡にとっては悔やんでも悔やみきれない失格劇だったと言えそうだ。