美浦トレセンに入厩したアロンズロッド
美浦トレセンに入厩したアロンズロッド

​​​​​​ 芝GⅠでJRAの歴代最多9勝を挙げたアーモンドアイ(牝9)の初子にあたるアロンズロッド(牡2=父エピファネイア・国枝)が2日、美浦トレセンに入厩した。

 両親合わせてGⅠ・11勝の〝国民的良血馬〟は気品あふれる馬体を誇示し、大きな戸惑いもなく駆けつけた報道陣に堂々とした姿を見せつけた。

 母も管理した国枝調教師は「輸送も問題なく無事にいい格好で入厩できたのでホッとしています。まずはゲート試験に合格を目指します。その後、一旦ノーザンファーム天栄に戻して、乗ってもらってからの感触で夏の新潟でデビューということになると思います。(アーモンドアイが負けた)千四を使うことはないと思いますよ(笑い)。皮膚もいいし、自分のマインドに芯があってあまり浮ついていないところがいいですね。(良血馬の)自覚があるみたい。スイッチが入ると大変だったけど、お母さんもどっしりしていたから」と第一関門突破に胸をなでおろしていた。なお、現1歳は父モーリスの牡馬、当歳は父キタサンブラックの牝馬がいる。

 アロンズロッドは母と同じシルク・ホースクラブの募集馬(総額2億4000万円、一口48万円=500口)。競馬ファンの期待を大きく背負う逸材が、ついに競走馬としての第一歩を歩み始める。

著者:東スポ競馬編集部