高田潤が「感謝」の1勝!
高田潤が「感謝」の1勝!

 5日の京都3R(3歳未勝利)はツリーフロッグ(牡・辻野)が差し切り勝ちを収め、騎乗していた鞍上の高田潤(43=栗東・フリー)にとっては2018年4月以来となるJRA平地レース勝利となった。

「強かったですね。一戦ごとに力をつけてくれています。終始手応えは良かったですし、その手応え通りに伸びてくれました」とレースを振り返り「この馬に関しては、寺田オーナーから直々に『潤で行くから』と言っていただいていました。オーナーのためにも、結果を出したいと思っていました」とオーナーへの感謝を口にした。

 また、ツリーフロッグを担当する高田建吾助手は鞍上の実兄にあたる。今回、兄弟でつかんだ白星に「(兄の担当馬とは)3勝目で、初めて兄貴の馬と一緒に写真を撮れました」と思わず頬を緩ませた高田。「これで調教師とオーナーの〝キズナ〟が深まってくれたら。これからも、縁を大切にして乗って行ければと思います」とキズナ産駒の本馬に掛けたシャレをまじえつつ、今後に向けて抱負を力強く語った。

 競馬によって紡がれた人と人の深い絆――それを強く実感させられた勝利だった。

著者:東スポ競馬編集部