タウンニュース社はこのほど、4月に行われた統一地方選挙後の神奈川県内における女性議員の割合を独自に調査した。

今回の選挙で市町議会では、前回2019年の選挙比17人増の125人の女性が当選。「4人に1人」(25・0%)が女性議員となった。また、県議会では、前回選挙同様19人の女性が当選。女性議員の割合は「約5・5人に1人」(18・1%)となった。

今回改選した17市町議会のうち、女性の占有率が最も高かったのは山北町の41・7%(女性5/定数12)。次いで小田原市(37・0%)、葉山町(35・7%)、綾瀬市(35・0%)、南足柄市(31・3%)となった。一方、最も低かったのは中井町で8・3%(女性1/定数12)だった。補選の湯河原町を除く。

改選のあった市町議会をエリア別に見ると、横浜市(前回比7・0ポイント増)・川崎市(同1・7ポイント増)・相模原市(同増減なし)の政令市の伸び幅は少なかった。一方、小田原市(同14・8ポイント増)・開成町(同8・3ポイント増)などの県西エリアや、藤沢市(同11・1ポイント増)・平塚市(同7・7ポイント増)など湘南エリアの伸び幅が大きかった。

秦野は8月に市議選

秦野市では、今回選挙のあった県議は定数2に対し女性議員0。女性立候補者もいなかった。また、市議選は8月27日投開票が行われる。市議は現状、定数24(欠員3)に対し女性議員3。その動向が注目される。