青葉台連合自治会の山川英子会長が4月21日に逝去した。75歳だった。26日には通夜が、27日には告別式が青葉台のセレモニーホール大成2で行われ、多数の参列者が故人に別れを告げた。

1991年から桜台東自治会の会長として33年、2002年から青葉台連合自治会の会長として22年、地域の発展に尽力してきた山川会長。青葉台駅周辺で清掃・防犯活動を根付かせ、花見会や夏まつり、焼き芋会等、多くの行事を続けるなど、「魅力ある街・青葉台」に向けて地域をまとめてきた。一方、青葉区連合自治会長会では副会長として活動。区総合庁舎周辺で毎年行われる区民まつりでも運営委員会の委員長の立場で取り仕切るなど、区全体でも多くの役割を担う中心的な存在だった。

保護司の活動を25年以上にわたって続け、昨年には神奈川県の最高表彰でもある県民功労者表彰を贈られていた山川会長。告別式では小泉龍司法務大臣(横浜保護観察所所長代読)からの弔辞も。また、当日は山中竹春横浜市長(中島隆雄青葉区長代読)ら7人が弔辞を捧げた。

青葉区連合自治会長会の久保田実会長は「山川会長から受け継いだご薫陶をそのままにより良い青葉区を作っていくことがご恩に報いる道であると信じ、ご霊前にお誓い申し上げます」と思いを読んだ。また、公私ともに山川会長と関係が深かった桜台商店会の目黒測会長は歌を詠みあったエピソードを披露。最後に「地図持たず銭持たず夕日の空に一人旅」と旅立ちの言葉を贈り、冥福を祈った。