秦野市立大根中学校で3月15日、東海大学の留学生6人と英語で交流する授業が1年生を対象に実施された。

この授業は、様々な国で英語が使用されていることを実感してもらうために実施。また、日本で勉強している留学生との交流を通じ、色々な生き方があることを学ぶために行われているという。留学生の国籍は、カメルーンやモザンビーク、インド、ナミビア、シリアと様々。日本の高校や英語学校で英語教育に携わった経験がある人や、東海大学で専門分野の研究に従事している人、体操競技でオリンピック出場を目指してきた人が参加した。

当日は、1班に1人留学生がつき、母国についての説明をしたほか、お互いに自己紹介を行った。留学生はタブレットやプリントなど、自身で用意した資料やクイズで説明を行った。生徒は、授業内に配布されたプリントを参考に、名前やお気に入りの日本の食べ物、いつ日本に来たのかなどを質問。最初は緊張した様子もあったが、交流を通じて意欲的に質問する場面もあった。

英語科の小山内智恵子教諭は「1年生は、この授業を最終目標として1年間学んできました。自分の英語が通じることや、相手が英語で話すことが分かることを実感する機会になれば」と話す。授業に参加した生徒は「色々な国のことを知ることができて楽しかった」と笑顔を見せた。