入船小学校でこのほど、アメリカ出身のピアニスト、ジェイコブ・コーラーさんによる演奏会が開かれた。

これは人権やキャリア教育の授業として行われたもの。2009年に来日し、当時は日本語が分からなかったジェイコブさん。当時の苦労話を交えながら、国籍や文化が違っても、夢を諦めないこと、目標を持って頑張ることの大切さなどを流暢な日本語で語りかけた。そして、同校校歌や「エリーゼのために」などを演奏し、児童たちから大きな拍手が起きた。

演奏を聞いた児童の一人、星優喜さん(12)は「僕も将来アメリカに行ってみたい。今まで言葉の壁を感じたけれど、話を聞いて勇気をもらえた」と笑顔で語った。