2023年度の横浜市男女共同参画貢献表彰が3月26日、市庁舎で行われた。今回は功労賞に江原由美子さんと松本珠奈さん、そしてユース賞に鶴見区出身の鈴木彩香さん=中面「人物風土記」で紹介=が選ばれた。

この表彰は、市域で男女共同参画社会の実現に向けて他の模範となる活躍をした個人・団体の功績を称えるもの。顕著な功績のあった人への「功労賞」と、今後の活躍が期待できる35歳以下を対象とした「ユース賞」の2部門で表彰している。

功労賞に選ばれた江原さんは東京都立大学で名誉教授を務める。日本のジェンダー研究をけん引し、教育や社会活動など様々な場面での実績が評価された。松本さんは横浜所在のJ3サッカーチームYSCCで女性コーチとして活躍し、真の多様性の理解や男女平等社会の実現の重要性などを多くの市民に伝えてきたことが評価された。

ユース賞に選ばれた鈴木さんは、女子ラグビー日本代表として活躍し、引退後もその普及啓発と社会的価値の向上に大きく貢献するなど、後進に大きな勇気を与える活躍が評価された。

山中竹春市長は「社会の持続的な成長のためには多様な価値観を尊重し、性別に関わらず誰もが能力を発揮できることが大切。受賞した3人の皆さんには、今後も多大な力添えをいただきたい」と期待を述べた。