能登半島地震の被災地支援を目的に県西地域の曹洞宗僧侶らは3月28日、松田町で托鉢形式の募金活動を行った。

当日は神奈川県第一宗務所青年会の僧侶をはじめ、研修の一環で大雄山最乗寺に修行に訪れていた駒澤大学高校、鶴見大学付属高校の生徒7人など計約30人。中には同寺の山主、増田友厚老師の姿も。関係者によると山主自らが托鉢を行うのは珍しいという。僧侶らは般若心経の一節を唱えながら駅周辺の道を歩き、通行人や商店から浄財を受け取った。

増田山主は地域住民の協力に感謝の言葉を述べ「能登半島では今も辛い状況で生きている方々がいらっしゃる。そういった方々の苦労を忘れることなく、駆けつけられない中でも何ができるか考えて応援していきます」と思いを語った。

今回集まった14万3円は公益社団法人シャンティ国際ボランティア会へと寄付されたという。