横浜鶴見北ロータリークラブ(簡伸治会長)が4月3日、獅子ケ谷市民の森でタケノコ堀りを行った。

この取組は同クラブが3年前から行っているもの。広場や遊歩道が整備され、憩いの場として親しまれている獅子ケ谷市民の森。ただ、一区画の竹林では竹が野放しになっている状況で、竹林の環境整備も兼ねて同クラブが市に許可を得てタケノコ堀りを毎年行っている。活動を通じて竹を間引くことで土壌の悪化を防ぎ、良好な環境を維持できているという。

当日は同クラブ会員のほか、障害福祉サービス事務所・NPO法人一歩舎の利用者も参加。約20人で手分けしてタケノコ堀りを行い、1時間ほどで20本ほどのタケノコを収穫した。時期が早かったこともあってか、昨年と比べると少ない収穫量で「ハズレの年かも」と参加者は笑顔を見せた。

今月中にもう一度、竹林の整備も兼ねて採取を行う予定だ。同クラブの上原良廣さんは「収穫量は多くなかったが、整備も兼ねたタケノコ堀りを今年も行えてよかった」と語った。

こども食堂に提供

採取したタケノコは参加者で分けたほか、同クラブが毎月米を寄付している「平安・ふれあい食堂」にも提供。同食堂の河西英彦さんは「お米やタケノコなど、いつもご協力いただき本当にありがたい。来てくれる皆さんに笑顔を届けられる」と感謝を述べた。