毎年4月第一土曜日の例祭の日、十一面観世音菩薩のご開扉に合わせ行われる「大般若経六百巻転読行」が4月6日、松田町の桜観音(長谷山観音寺)で行われた。

同寺にある観世音菩薩は739年、行基菩薩作。松田町の文化財第一号でもある。地元の松田庶子で大切に護持されてきたが、1970年代ごろから、隣りにある宝寿院(藤井清良住職)に管理が移譲されている。

大般若経六百巻は、江戸時代に奉納されている。7人の僧侶により経題が読み上げられると、除災招福や家内安全を祈願する参拝者も手を合わせていた。